過去の公演-Past Performance-

こじゃずvol.7
「描いて やぶって すべて 風のみちへ」

日時
5月25日(日)午前11時~、午後3時~)
(全2公演)
場所
築地本願寺ブディストホール
出演者
松本健一(サックス・尺八)
西尾賢(ボーカル、キーボード、三味線、ピアニカ)
伊藤啓太(コントラバス)
外山明(ドラム、パーカッション)
藤ノ木三佳(ボーカル、パーカッション)
アーティスト/ドゥイ(小野亜斗子、轟岳)

  • 7-1

    公演前イベント 風のみちへの贈り物を作ろう

    今回はこの公演前のワークショップが目玉のひとつ。いろいろなカラーのビニール袋や素材、材料を前に子どもたちはサンプル作品を見ながら、スタッフのアドバイスをききながら、思い思いに手の動くまま、風のみちに飛ばす贈り物を作りました。自然と手を動かし、無意識に形をつくる。自分の中のアート才能を活性化させることが、子どもたちの感性を高める上でとても大切な行為のようです。
    今回のゲストアーティストDuiのお二人は、そんな子供たちの姿をあたたかく見守りながら、さりげなく、アート才能を開花しやすい環境づくりに心がけていました。

  • 7-2

    オープニングジャズ

    マイ・フェバリット・シングをはじめとした、スタンダードナンバーで幕開けしたオープニング。子供たちもまだまだ緊張のなか、ゆるゆるとしたサウンドが会場全体を包み込んでいきました。ジャズといっても、そのタイプはさまざま。こじゃずでは、子供たちの心にもなじみやすい曲を選んで、まずは大人と子どもの心のネジをゆるませます。

  • 7-3

    西尾タイム

    オープニングのジャズから、今度はじゃんけん大会へ。これはこじゃずの第二の定番となりつつある『ビーバップじゃんけん』のこと。西尾タイムはリピーターの子供たちが大好きな定番ソング「たことおじさん」をはじめ、歌あり、踊りありの和やかなライブタイムです。今回も大人と子供が一緒になって、笑顔で楽しんでいる様子が印象的でした。

  • 7-4
    7-5

    『水槽アート×即興ジャズ』

    ホール全体のあかりが薄暗くなり、ステージ場には空っぽの水槽を映し出したスクリーンが登場。これから何がはじまるの??と会場全体が水槽に注目していると、水槽に水が注がれ、縄やインクやクリップや塩や…いろいろなものがどんどん注入されていきました。水槽内に突然ひろがる泡や変化していく色、ゆらぐ波など、時折見せるグロテスクな様は、まさしく現代アートです。そこに加わる即興のサウンドが織り成す世界は、どこか異次元的な雰囲気を生み出していました。今回は撮影OKとしたので、このコーナーでは、ほとんどの大人がスマートフォンやデジカメを片手に撮影をしていたのが印象的でした。

  • 7-6
    7-7

    すべては風のみちへ

    休憩時間中に準備された大きな風のみち。全長5メートル近くある透明ビニールのトンネルが2本も登場したことで、子どもたちのテンションがググッと上がっていくのを感じました。合図とともに次々と風のみちの中へ子どもたちの作品が投入されていったのですが、それはまるで自分で作った凧を飛ばす快感にも似たおもしろさです。子どもたちは即興サウンドを体で感じながら、跳ねるように何度も何度も繰り返し風のみちへと作品を投げ込んでいきました。

  • 公演をふりかえって

    風の道のような大がかりな仕掛けは今回が初めて。アートが遊びと一体になり、そこに音楽が加われば、まさにお祭り!子どもたちがこんなにもエキサイトする企画があるのもこじゃずらしさ、なのかもしれません。現在アートとジャズがどこまで対等にコラボできたのか、まだまだ完成形は見えませんが、これからも楽しく追求し続けたいと思います。