過去の公演-Past Performance-
今回の公演前ワークショップは、チャンキー松本が描いた「こじゃもじくん」に自分なりの装飾を加えてオリジナルこじゃもじを完成させるというもの。子どもたちの感性はとても豊かで、思いもよらない想像を広げていきます。こちらはただ素材を説明するだけで、さぁ、このこじゃもじを持って、あとで踊りますよ。
セロニアス・モンクの「I mean you」の、思わず体が動いてしまうような軽快なリズムでスタート。会場の表情もゆるみ、そのサウンドを楽しんでいるよう。その後、童謡「赤とんぼ」が続き、ジャジーなサウンドが続いた。このままの雰囲気で流れるとタイトル通りの「ko-jazz」という感じなのだが。
大人のためのオープニングジャズが終わると、子どもたちも大いに参加できる、こじゃずバンドのメインボーカリストでもある「西尾賢の時間」がスタート。子どもだけがニコニコと思ったら大間違い。ビーバップじゃんけんでは、大人もすごい勢いで参加。お馴染みのオリジナルソング「たことおじさん」の振りつけも全員参加で盛り上がりました。
10分間の休憩をはさんで、西尾賢のオリジナルオープニングソングでスタートしたこじゃずオリジナル紙芝居「こじゃもじくん」(作/チャンキー松本)。日々、辛いこと、楽しくないこともある毎日の中にいるこじゃもじくん。そんな中、踊りに誘われる。踊りのルーツは神様への感謝の気持ちを伝える行為であり、自然の恵みに感謝して、みんなで仲良く踊ろうという、心あたたまるお話だ。
紙芝居の途中、こじゃもじ音頭をみんなで踊ることに。踊りの先生である橋本フサヨ先生がステージに登場し、何度かの練習のあと、こじゃもじ音頭を大人も子どもも一緒になって踊りました。他の盆踊りから比べると、そこそこエネルギーも消費する内容のこじゃもじ音頭。終わった後は自然と会場から拍手が沸き起こりました。
紙芝居が終わって、そのままラストの演奏へ。最後はお馴染みの「聖者の行進」で〆。子どもをあやしてなのか、自然と体が動いてしまったのか、席を立って、体でリズムをとって生演奏を楽しんでいるママの姿も多く見ることができました。
みなさまの寄せ書きを見てみると、紙芝居もこじゃもじ音頭も十分楽しんでくれたようでほっと安心しました。こじゃず、という名前から、もっとジャズが聞きたい!という声もある中で、小さな子どもたちのことも十分配慮してのバランスを考えた構成に理解を示していただけているようでした。これからもこの「こじゃもじくん」と「こじゃもじ音頭」を引き下げて、全国行脚できるほど頑張っていきたいと思っています。