過去の公演-Past Performance-
オリジナル絵本に踊りとジャズがコラボレーション
踊り手 柴田桃子(振り付け担当)、室井優、関根麻帆
今回は七夕直前ライブということで、願いごとを短冊に書き記すだけにとどまらず、自分の願いごとをさまざまな形で表現するという自由工作的なワークショップを実施しました。風船やすずらんテープ、各種リボンやマジックなど、さまざまな材料と道具を駆使して、願い事を視覚的に楽しい作品に作り上げていきました。風船を使ったタコやキラキラづくしの短冊など、親子で協力しながら、それぞれ自分らしさいっぱいのアイテムに仕上げていたのが印象的でした。
オープニングはメドレースタイルでどこかで聴いたことのあるジャズの名曲をお届け。今回もカッコいい幕開けとなりました。
曲名はChega de Saudade (Antonio Carlos Jobin) 、The Old Gray Mare(邦題:おうまはみんな)、I Mean You(Thelonious Sphere Monk)など。
キーボードだけじゃなく、三味線やウクレレなど多彩な楽器を操る西尾賢。彼が作ったオリジナルソングを中心に、子どもの心だけじゃなく体も動かしながら音楽を楽しめるのがこのコーナーの特徴です。
こじゃずオリジナル絵本の第二弾となる「ミーミー、どこいくの?」。この作品はこじゃずオリジナル絵本第一弾「とんとんとん なんのおと」とおなじ作者である、はやしますみさんと一緒に作り上げました。今度はネコが主人公のどこかミステリアスな雰囲気のお話。さらに今回はこの本の読み聞かせに即興のジャズとコンテポラリーダンスがコラボレーション。なんとも豪華なステージとなりました。
今回はステージをよりパワフルに盛り上げるべく、井谷享志とつのだ健という二人のドラマーをキャスティング。彼らの力強いセッションは子どもの心の根っこをガッチリと掴んでいたよう。そこからどんどんいろいろな楽器が混じり合い、ラストステージへ。「せっせっせのよいよいよい」など童謡を中心とした選曲に、会場のママさんたちや子どもたちも聞き入るというよりも一緒に歌って楽しんでいました。
今回、初の三つ巴企画である、読み聞かせ(絵本)とジャズと踊りのスペシャルコラボは本当に感動的でした。ほぼ即興で踊る、即興で演奏する、ということは、午前と午後の部それぞれ趣も違っていました。生の舞台って一期一会の芸術なんだと、しみじみ感じったステージとなりました。